外国人が働きやすい環境を作ることで採用難から脱却!

株式会社フォートップス

管理部長 ゼネラルマネージャー渡邉さん

ー貴社のサービスと、渡邉様の業務について教えてください。

北海道ラーメンの「味源」「ひむろ」「郡山」、上海家庭料理の「家家厨房」、もちかえり餃子専門店の「ぎょうすけ」、大衆酒場の「ほていちゃん」等を運営しております。現在は上野、秋葉原、錦糸町の他、千葉の柏や稲毛にも出店しています。

私自身はゼネラルマネージャーとして店舗が円滑に運営できるように労務面の管理、採用、マネジメント等を行っております。

従業員が働きやすい環境をつくるために、各店舗に顔を出して従業員との仲を深めるのも私の大切な仕事の一つです。

ー外国人雇用を始めた経緯と、現在の状況を教えてください。

本格的に外国人の採用を始めたのは約1年前からです。それまでは小型店舗の運営がメインだったので人手に困ったことはあまりなかったのですが、大型店舗の運営を始めた際に思ったように従業員を雇用できず苦労したのがきっかけです。

当社は留学生の方がほとんどなのですが、雇用してからは、当初は言語の壁や文化の違いなどの理由で日本人より教育工数はどうしてもかかりました。しかし、色々な思いを持って日本という異国の地に訪れていることもあり非常に真面目に働いてくれる方が多いので、半年ほど経つと外国人の方が接客の質が高くなりましたね。

ー外国人採用の方法や、外国人定着のために取り組んでいることを教えてください。

採用についてはほとんどお金をかけておりません。

というのも、外国人を多く雇用して店舗運営をする方針にしたのですが、外国人が多いことで本人たちが居心地の良さを感じてくれたので、友人をどんどん紹介してくれるようになりました。「外国人が増える→居心地がよくなって定着する→友人を紹介してくれる」、といういいサイクルができています。

定着については、働きやすい環境を作ることをとにかく意識しました。基本的な事項に関しては、日本語で口頭で伝えて、日本語を日々学んで頂く機会を提供しています。ただ、店舗運営のクオリティを担保することも必要なので、連絡事項やテクニカルな細かい部分については翻訳してしっかり理解できるようにしています。

ー在留カードの管理についての取り組みを教えてください。

セントメディアの「ビザマネ」の導入を進めています。これまでは店長が回収した在留カードの控えを受け取り、外国人雇用状況届出書の作成・提出や在留カードの期限管理等を私一人で行っていました。そのため、非常に属人的な管理になっていました。しかし、外国人従業員の数が増えるにつれ、徐々に管理に工数がかかるようになっていったこと、また私しか管理できない体制を変えるためにビザマネを導入しました。今は導入を進めている段階ですが、在留カード及び言語別の誓約書がオンラインで回収できることや、今まで手間がかかっていた法務省入国管理局在住カード等番号失効情報照会が自動で行えるため、工数の削減が実現できています。また、不法就労助長罪のリスクを最大限削減できるのも大きいですね。ビザマネ導入前も在留カードの管理には気を付けておりましたが、管理しなければいけない数が増えれば増えるほどリスクも高まります。ビザマネは必要な情報を抜け漏れなく管理することができるので、安心感があります。

弊 社のみならず社会的に外国人労働者はこれからもどんどん増えていくので、早期に管理のシステム化を進めることは大切だと思っています。